2012/04/23

木チャリ予告編

長野県工業技術センターで試作中


2012/04/20

マツコ

積層材
薄い板を何枚も重ね合わせて製作する積層材を今回も採用した
今回はここ長野県に溢れる「カラマツ」を使用
型は高強度コンパネをCNC(コンピューター機械加工)で製作
長野県工業技術センターでテストピースをせん断試験してもらいその強さが実証された素材のみを使用した。カラマツはもっとも薄くしにくい材料だが強い。しかしの反面ネバリが無く「ペキん」と折れることがある。 それを強化繊維で繊維方向とは違う方向でバインドすることで「折れ」や「目切れ」を防ぐ試み。どうせ試作やからもっとも”ヤバい”材料でその素性をみる。県内にはこのカラマツが使用用途がなく溢れている。しかしカラマツは通常薄板にすることはせず脂成分が多いので水のかかる場所などに使用される。

それを あえて 使おうという試み。
さてどうなるやら・・

ワイヤー加工で切り出されたBBシェルブラケット
同時に金属部品の製作も始まっている。
岡谷にある「牛越製作所」では各金属部分の製作まっただ中。今日立ち寄ったらフレーム組み立てに必要な専用工具までができてた。 ♪楽しみ♪
知恵と道具をフル活用してくみたてがもうすぐ始まる
さぁ頑張らねば。

2012/04/13

封印

初公開!! 新型 木製自転車  K2
新型は愛称募集中


もっか木製自転車の新型を作るべく「馬力」全開やねん。
ここ諏訪湖のある諏訪市のプロジェクトの1つに選ばれ特産品になる=ここを拠点に製造をする

山に木を切りに、製材所を探したり、精密系の金属加工屋さんを見に行ったり・・
やることはボー大。

そんななか国内有数の技術集積地である金属加工屋さんの「ウシコシ製作所」を見に行ってきた。

数千万円はする加工機械が整然と並んでいる工場をウロウロ
オレの中では鉄の焦げる臭いがしてキリコがドラム缶に積み上げられているイメージだったが....
明るい工場内
木製自転車の金属部品を作ってもらうことに決定!
3次元加工機まで揃えてあり、早い話が粘土で作ったモデルを持っていけば爪の跡まで金属になっちゃう。 

さて何をここで作るか?
シートクランプ・木部と金属部品の接合ナットなどを担当
一級の刃物がずらりと並ぶ
工具フェチとしてはタマラン

手探りでの異国の地で 誰も作ったことがないものをつくろうと苦戦中
な の に ・・

プレスリリースが決定してしまいました。

5/5(こどもの日)諏訪大社:上社にてAM9:00〜
おはらいを受けて安全祈願とプロジェクトの成功を祈願
新型のお披露目とメディアへのリリースをいたします。


1号機を作ってから12年が経とうとしています、あのとき見よう見まねで作った1号機。
10年のイタリアでの修行を終えやっと「夢」から実物になります。

初号機は言葉の壁を見事に打ち破りいろいろな出会いを作ってくれました、1号機があったから数々の工房で働くことが出来たと思っています。しかし現地では「そこでそのときにしかできないことをする」と、イタリアの伝統的な自転車作りにこだわり木製自転車製作は封印してきました。辛いことや行き詰まったときに描きためたスケッチや図面がどっさり残っています。言葉をしゃべれない私に変わって良くしゃべってくれた1号機はそのあと働き出してから幾度も自分を励ましてくれたし友達をたくさん作ってくれたものです。「あの木の自転車の日本人やろ」と言う具合で私本人より印象に残るようでした。

時が流れ、その子に子供が出来るような気分です。

良くしゃべることはそのDNAが同じなんで間違いないでしょう。
是非興味のあるかたはお越しください。

この日5/5から新型の名前を一般公募します






2012/04/02

イチョー

ZULLO工房から頼まれもん。。
INQUBO用の新しいグラフィックをよこせ! というもんだ
どうも以前作った「カフェ柄」にオッサンが飽きてしまったみたい・・・


別の案件で作ってみたグラフィックのバリエーションを出してみた


イチョウ柄
エンジ版
いつもお世話になってる「ワタナベ塗装」さんで早速、試作開始
出来たらコレなかなかええやん。ホンマに枯れ葉がくっついているみたいやで。

ちょっとやり過ぎ?
次は彩度をもうちょい落として「渋み」を効かせるかなぁ・・
秋の季節限定グラフィックにMASSOカーボンにも乗せてみようっと。
そやけど、サクラの時期にイチョウとは・・(ナガノは昨日もユキでした)

制作中の写真@ワタナベ塗装