あっという間のプーリア滞在、
「旨いオイルを探せ」をテーマにたくさんの農家やその関係者にお世話になりました。
オイル事情の深い話が聞けました。
とにかく輸出されているオリーブオイルのほとんどはTAGLIOと呼ばれる
エクストラにカテゴリーされないオイルを酸度の低いオイルで割って全てをエクストラとして輸出してる話や、味の濃いコラリーノ種の用途はほぼ全て味のないオイルへの味付けに使われる話などてんこ盛り。
結論:生産者である農家が自家用に作っているものはやはり「旨い」ということでした。
(詳しい話はまた今度、整理して発表します)
世界一のオイルを探せツアーも今日が終わりです
よる800kmをクルマで北上して工房へ戻ります
工房では残務がすこし・・日本行きフレームでとんでもないことが起こったのです
「旨いオイルを探せ」ツアーの前に全ての制作を完了してZULLO氏に託した発送。
先週お客さんから「箱を開けたら絵画でした」という連絡
うん?
絵画?
はて?
国際輸送では二つの国を跨ぐため出発国、到着国ともに関税を通過する
海外旅行みたいなもんで発送品はイタリアを出る手続きをして日本へ到着し所定の手続きを経て指定の住所へ運ばれる。だから書類によってはイタリア語だったり英語だったり日本語だったり。
しかし、だ。あるところでウチが出した箱と他の人が出した箱がテレコになるって
それ、マンガみたいやん。
日本じゃ起こりえないと考えるのは日本人びいきしてるワケじゃない。
経由するドイツも国民性を考えるとなんとも考えにくい。
残る選択肢は・・・
イタリア
大いにあり得る。
そんなあり得ないことが日常茶飯事的に起きるのは イタリアしかない。
出発前のイタリア税関、ここで荷物の取り違えを起こしたとしか考えられない
箱に貼り付けてある通関書類が何らかの拍子にこぼれ落ちて近くにあった箱に適当にほうり込んだと思われる。 もしくは公務員の賃金値下げに対抗する新手のストライキなのか?
ま、人の為に働くという概念を持たないイタリア人だから後者かも知れない。
本来カナダに着くはずの絵が東京に着き、東京に着くはずのウチの商品がカナダへ送られてしまった・・・えらくグローバルに迷惑な話である。
イタリアで働く、イタリア人と働くって一事が万事こんな調子。
あり得ない間違いをきちんとお約束通りやってくれる、吉本新喜劇みたいや。
さて、このカナダと日本の入れ替え どうしようかな。
帰りみちみち考えるとしよう。
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