2010/12/14

海の色

大阪から自走で福岡、熊本とお客さんの採寸とお礼に(逆にお礼されてしまったりしました)伺い祖父母と父の墓のある鹿児島へ。たらふく叔母の経営地鶏屋で「トリ刺し」をおなかいっぱい食べさせてもらい東京から出張で来ている妹と合流。地元の吹上温泉で温泉につかり魚釣りをした。

自転車で走るには良い環境である、国鉄の廃線が自転車道に変わっていて家の裏には南北30kmの自転車道が走っている。国道や県道ですら道幅が広く路肩が何故か雪国のようにある。南の最果てだからか交通量が少なくなだらかな丘が続くエリアで自転車乗りにはたまらない。南さつま市(旧加世田市)にあるバイクショップ、「ポンテ」さんに寄ったら地域のサイクリングクラブの飲み会に招待された。まさにZULLO工房を取り巻くオッサンたちのフェスタに招かれるのとあまり変わらない感じで親しんだイタリアの雰囲気だったが目の前にあるのはプロシュットではなく黒豚のナベだった。
辺境のこの地域にもこれだけ自転車を愛好する方々がいたとは・・とうれしくなった。


鹿児島市内からフェリーの出る志布志へ行くには錦江湾という鹿児島を東西に分ける海を渡らなアカン。もちろん陸路で移動する手はあるが船で渡るのとは80kmぐらい余分に走らなアカン。
鹿児島の人は陸路を遠回りすることを”千代香持ち手やっど”という
千代香の持ち手のようにぐるりと遠回りをする意味

ちなみに私の田舎のある吹上(日置市)は東シナ海側、薩摩半島である。
大阪行きの船が出るのは反対側なので市内に出てフェリーで錦江湾を渡り鹿屋をとおり志布志へ行く必要がある。フェリーに乗るためにフェリーに乗らなくてはいけないが、都市高速のない鹿児島だから都市高速みたいなもんで、半島間を3本の船が結んでいる。
市内からは2本、垂水行きと桜島行きが別々の場所から出る。常時出てるのは”桜島フェリー”で市内の対岸、桜島に渡るもっとも短いルートで乗船時間は15分、埠頭に着けばクルマで船に乗り込むだけというお手軽。料金は桜島に着いたときに高速道路みたいに料金所があるが車長と乗車している人数によって料金が異なる点は高速とは違う。

私はこのフェリーから見る桜島が大好きで必ず甲板にあがり見上げる。この賑やかな鹿児島市が面する錦江湾の海は青くときどきイルカが船と併走する。
今朝、下船した大阪南港とは同じ水の海なのかと思える
鹿児島、バンザイ。

1 件のコメント:

  1. こんばんは馬刺太郎です(笑)

    お墓参りと故郷を満喫されて無事大阪に帰られたようで良かったです。

    来週、私も仕事で加世田まで行く予定ですが、時間があればポンテさんにも立ち寄ってみます

    ではお元気で。。。

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